バーズ自前スピーカーの音質の良さは前回も言っていたとおりなのですが、演出に関しても同様にかなり凝っていて気分的にも盛り上げてくれます。
マイケルジャクソン(のカバー?っぽい気もした)が流れまくっているあたりさすがアメリカ。Thriller、Badあたりは有名なので分かるけれど、うろ覚えの部分も多くて曲名が分からない・・・気になりだしたら止まらなくて、先日アルバムを何枚か買ってみたりとか(結局Smooth Criminalだったんですけど)
やはり天候は悪化の一方。かなり降ってきました。しかしバーズのメンバーは順調に準備を続けています。お願い、飛んで!!
「音楽かかってるなぁ」と、ぼんやりしていたらあっさりとウォークダウンが始まっていました(笑)ブルーよりスタート分かりにくすぎる。

おお!なんか映画みたいやでもう!
それも5番機前という。浜松は競争率が高くブルー5番機前で見ることが出来たこともないというのに、あろうことか「あの」バーズのときに5番機前で撮ることになろうとは・・・
映画っぽい曲だなあと思ったら、さすが!作曲はJohn Williams。壮大でかなり感動的に盛り上げてきます。もちろん、ブルーインパルスのThe simmer of the airも素晴らしいことは言うまでもありませんが。
パイロットの準備中にナレーション。英語と日本語訳が交互に入るのですが、台詞がアメリカへの愛国心についての語りが多く、そういう面がお国柄だなぁと思いました。戦友殿に「ねぇ、日本語訳ってあってるの?」と聞いていると驚きの答えが。「相当マイルドに訳してる。実際はもうちょっと過激」えー!あの熱い演説でも緩いっての!?
ブルーはウォークダウンの時のパイロット6名の張り詰めた緊張感が好きなのですが、バーズの場合は、そういう「静的」な面よりはみんなで演出して盛り上げちゃうぞーみたいな感じ。
音楽もこまめに切り替えて進んでいきます。

1つ1つの動作が大きいのも特徴。
この場面は、かなり気に入っている1枚。
左下が紫がかっているのは1列前のおっちゃんが銀箱に乗って撮ってたときに映りこんでしまったものです。残念。てか2列目で台は要らんやろて・・・
(悲しいことにこの日のファンのマナーは超☆最☆悪♪折りたたみ台を隊員に隠れて乱用しまくるおっちゃんの多いこと多いこと・・・)
さて気分を切り替えて・・・

雨は酷いですが当然隊員さんは微動だにしません。撮る側も気合が入ります。

こういうシーンはブルーと同じね。
背景の空気の揺らぎに、やはりF-16Cのパワーを感じます。

F-16を従えてゆっくりと機体を離れる。この場面、今思い出しても鳥肌立つぐらい感動した。
The Crystal MethodのHigh Rollerの重低音が基地のエプロンに響き渡る。完全にThunderbirdsのテンポにエプロンにいる観客が飲み込まれていく瞬間でした。雨すらも霧と消えるような、押し寄せてくるような存在感。曲の使い方はさすが・・・
あ、前日予行で基地方向からガンガン聞こえてたのはこの曲か・・・(笑)

そしていよいよ整備員の見守る中タキシーアウトです。
エンジンスタートのシーンだけであれだけ盛り上げてくるバーズ。
これから先の演出も気になるところです。
1番機からタキシーアウト!ブルーと逆向きに曲がるので目の前を各機通過してくれました
(逆向きやったら全然撮れなかった・・・助かった)

1番機から。基本みんな動作が大きめです。
整備員にはピリッと敬礼、観客にはお手振り。それもアクション大き目。

2番機。ポーズと言い・・・やるやんw色々反則ですっ(笑)
かっこよくキメてもっ、なっ、なびかないんだからねっ!
そしていよいよLead Solo、5番機。
ここでGUCCI様の帰投の時のタキシーアウトを見たのは何年前なんだろう・・・まさかバーズのタキシーアウトを目の前で見るとは。カメラを構える。サンダーバーズの#5は、やはり私にとって最も撮ってみたいポジションでした。
タキシーアウト。そしてパイロットの左手が上がり・・・まさか!?

ソロのS、キタキタ(゚∀゚)キタキター!!!!!!!
うわぁあああバーズのソロのSきたー!
ブルー5番機、GUCCI様のソロのSを初めて見たのもこの浜松!
おお、なんと言う感動。
タキシーアウトしたバーズ6機は、Gettysburgのメインタイトルの壮大な曲が流れる中RW27エンドへ向かいました。もちろん、その間もずーっと愛国心バリバリの熱いナレーションが語り続けられます。
この直訳っぷり・・・なんか岩国のFSDっぽい(笑)
いよいよ次回、バーズが雨に向かって飛びます。
(引越しのため、今月の更新は多分これで終了です。うなーぎ)