最初の日は、2時間ほどしかいなかったにもかかわらず、複数の特別塗装機を見かけました。珍しく「大漁」だったと言っても良いと思います。
順光タキシング真横ショット的な特別塗装機の写真は「記録」としてはアリだとは思いますが、私としては、それだけではどうにも物足りない・・・そのいつも同じ横姿の特別塗装機の構図の範疇に納まりたくないと思うのです。いつも同じ横姿、同じ構図。いかに珍しい塗装機だとしても、それだけを撮り続けると言うのは虫かごに押し込めるようで、何か閉塞感を感じます。要は私はspotterには向いていないのでしょう。その考え方を否定するつもりはありませんが・・・
今、私にはどうしても会いたい特別塗装機がいます。F-15DJですが。
それは、誰かの撮った写真が欲しいのではなく、この眼で見届けたい機体。実際私が対峙して、そしてどう撮るか必死で考えたい・・・そんな塗装機がいる。
そこで、今回は民間機という違いはありますが、翡翠的目線での特別塗装機の写真をUPしたいと思います。決して、機体すべてがフレームに納まっている写真ばかりではありません。
しかし、私はむしろこのような写真の方が好きなのです。
レンズはすべて300mmF2.8L IS USM、1本です。

主役はあくまで、夕焼けに染まる大阪の街。
エコジェットもまた夕焼けにゆっくりと馴染んでいく。そう、視程の良い日はこうやって大阪のビル群が浮かび上がるのです。

深い夕刻の色。
伊丹にはあまりいなさそうな華やかな女の子達がわんさかいたので「もしかして」と思いながら運航状況をチェックすると、やはり「嵐JET」が来るらしい。ママンに電話しながら「嵐とかメンバー全然わかんないんだけど嵐JET来るらしいんだよね」とか話していたら、「は?何この非国民」みたいな冷たい目線で一瞥されましたorz

嵐JETの到着。
無駄に大きいレンズを持っている割には、イマイチ嵐には興味のなさそうな私の立ち位置というのは周囲からしたら大変分かりにくいものだったことでしょう。世代的には同世代の女性もいましたから。
嵐JETより少し前には、GUNDAM JETも来ていました。

さすがにサンニッパ手持ち流しは厳しい夜の伊丹。

大きな飛行機はANAばかりなり。
JALは、伊丹ではすっかりボンバルディアとエンブラエルの巣と化してしまいました。
どんどん便数が減り、機材がダウンサイジングするJALの実態は寂しさを覚えます。
嵐JETは再び羽田に向けて出発します。

可愛いお姉さん達がコンデジで撮影中なので、プッシュバック中の乗員さん達もお手振り。
とはいえ、周囲は相当暗かったので、このお手振りが見えてたのって私のレンズぐらいだという・・・(笑)おこぼれありがとうございます。
もうちょっと切り貼り感を抑えたシールにはできなかったんでしょうか。明らかにシールだけ浮いてしまっているわけです。
これを見るたびにつくづくシール塗装は好きになれない。文字も読みにくいし。
しかし、これほどまでにこの塗装機を見守る人々が多いことを考えると、この塗装はJALとしては成功だったと言えると思います。

嵐の中の人の顔はなんとなく分かっても名前と一致しない・・・

夜の空港は、己が写真の限界を知る良い機会です。
もっと夜の空に飛行機を輝かせたい、バシッと止めて切り撮りたい。せいぜい精進したいと思います。
夜の塗装機は白いボディをキャンバスに綺麗に浮かび上がります。

坂の上の雲(初期の塗装?)
以下、日付は変わって10月30日の写真。
夕刻の空は色が移り変わって綺麗な日でした。ただ、視程は悪く曇りがちだったけど。

山を駆け上がる。金色の空を背負って。

カラフルな流れ星と共に。

戦闘機よりは多少撮りやすい「キラッ☆」
ワンワールドの離陸の時が最も綺麗な空でした。

青みのあるTwilightの空がお気に入りの背景。
magic hourに飛び立つ飛行機。
では次回からはやっとニュータ2009。