羽田でちょっと撮ってたけどそこまで興味もなく、と言う感じだったし。
幼少時代から、私はよく伊丹空港に父の出張の送り迎えに行ったりしていました。当時はやはり大阪空港の呼び名が相応しい、関西随一の国際空港でした。一度日本を飛び立てば長い時は2、3ヶ月は地球の裏側、それも南米に行ってしまって戻ってこない・・・そんな父の長〜い出張の送迎のためには母は学校を休ませてくれてまでも”大阪空港”に連れて行ってくれたのでした。
いつも父の最初の目的地メキシコへの便は、「鶴丸」を付けたジャンボ(当時はこれがB747なんてことなど知る由もありませんでしたが・・・)がバンクーバーへ向かい、給油して更に南のメキシコへと飛ぶ便だったそうです。今はどうなんだろう?
今は海外出張も減り、私と一緒に飛行機撮りに付いて来てくれる父ですが、当時は出張ばっかりで寂しくて・・・見送りに行ったら泣くくせにやっぱり大阪空港に見送りに行ったりとか。
ちょっと前置きが長くなりましたが「鶴丸」ってのはやっぱりなじみの深いマークだと思います。父もロサンゼルスの空港で「鶴丸」を見ると日本に帰りたくなった、なんて言ってました。
その鶴丸のマークが消えてしまう・・・最後残り少ない塗装の1機がこのプロキオンのようです。というのも国内線機材のプロキオンはもう4月中にリペイント予定で「いなくなる」と雑誌に書かれていたのにフラリと今回伊丹に戻ってきたりしたわけで・・・塗り替えもまだ流動的なのかもしれません。国際線の鶴丸最後のB6はどうなったんだろ?
というわけで偶然見ることの出来た5月17日の鶴丸塗装機、B777-246、JA8985 スタージェット”プロキオン”を追ってみました。

B777-246、JA8985 スタージェット”プロキオン”が伊丹に!

北ターミナルのJAL系のスポットへ向かいます。
この時はANA側のスポットの見える場所にいたので、展望デッキを暴走してプロキオン追っかけました。

ふぅーやっと捕まえた!貴重な国内線最後の鶴丸。

こいぬ座のα星”プロキオン”。なんだか星を見上げる仔犬が可愛い。
スタージェットはみんな星の名前が名づけられていて夢がありますね。JALは結構昔からよく1機ずつに名前をつけているようで・・・もうこれからはこんな粋な計らいもないかもしれない。

エンジンに描かれた巨大な星。スタージェットといえばこれですね。

このB777-200が3代目鶴丸塗装を残すのもわずかです。

全景もしっかりと!

鶴丸の尾翼の後ろを離陸するANAのB737-781、JA12AN。

ちょっとくたびれちゃった塗装。
旅客機の塗りなおしの頻度は4〜5年だそうです。
1週間以上も塗りなおしにかかるんだって・・・

プロキオンは、降りてきて1時間ちょっとで出発。ほんの少しの再会でした。
これが鶴丸塗装として会うのは最後かな?
次はツヤツヤのクリーム色になっているかもね。時刻表ちゃんと見てないけど、どうやら羽田便だったっぽい。

プロキオンが帰ってまうわ〜(´;ω;`)泣きそうになった・・・
周囲の人はプロキオンのことにはほとんど関心も寄せず・・・それがまたなんとも切ない気分になりました。スカイパークのほうはちょっと人が集まってたから気づいた人も多いのかも。

サヨナラ、プロキオン。また新しい塗装になって会いましょう。

またまたANAのB737-781, JA16AN。
こんなにたくさんB737-NGが来るのに金シャチにはなかなか会えないもんですね。

最後の鶴丸が夕焼けと共に飛び立っていきました。
この場に及んで失敗しないようにss上げてます・・・
プロキオンを見送って、すっかり心を持っていかれてしまいました。力尽きたようにリムジンバスに乗って帰りました。いやーなんか会えて本当に良かった。
さて、プロキオンは近いうちに落とされて、現行のJALの塗装になるのも時間の問題ですが、同じB7がグリーンの尾翼の塗装になるそうです。その名もJALエコジェット。
プロキオンと同じB777-200が、尾翼を緑色に染められるようですが・・・「エコ」という面では、プロキオンを塗り替えるときにそれをグリーンにしちゃったほうが塗料の資源節約?なんてね。
一人でウハウハしていました。まさかね・・・とはいえ、こっそりプロキオンの「緑化」を期待しています。レジは要チェックですね。
でもやっぱりあの可憐なこいぬ座の塗装が好きでした・・・
以上、B777-200スタージェット、最後の鶴丸プロキオン特集でした。
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さて、日曜は静浜には行かずに実家で過ごしておりました。
VIPERさんラストフライトだったそうですね!
直接見ることは出来ませんでしたが・・・3年+1ヶ月半(かな?)お疲れ様でした。
また近いうちに、きっと・・・
お会いできるような気がしてなりません(笑)