新田原基地航空祭2010(5)完

2011/12/03

「絆」

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帰りの飛行機が従来より1時間早いものになってしまったので、ブルーを最後まで見るのはちょっと厳しい。
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先頭に入れてあげた男の子がいい構図になってくれました。
アリガトねー。

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この構図、スキスキ!


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デルタロールは広角派。


デルタループまで。
デルタループまでは見届けたい。
本当は、ボントンの後の・・・いやもう今はそういう思いは無い。

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新田原は、終日逆光ではあるものの、昼を過ぎると場所によっては順光になるので、デルタループは特に美しいと思います。

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最後は、パパ撮影の1枚で。

デルタループを見終えると、名残惜しいけれど、席を立つ。

振り返ると、そこには大きな星が。
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最後にもう一度、GUCCI飛行班長にご挨拶に行きました。お忙しいところすみません。
本当にありがとうございました。

これから1年間、お会いできないと思うと・・・今一度、と。
ナイキのサングラスかっこよすぎてこの年も直視できずw
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右肩の、パッチの写真を撮らせていただきました。
「絆」宮崎が1年間大変だった口蹄疫。そこに住む人たちの日常をも制限し、時として仕事を奪った。その苦悩たるや、私たちの想像を絶するものであったと思います。
このたった数ヶ月、いや1ヶ月あまりで次は新燃岳の噴火。更には未曾有の大震災が東日本で起ころうとは思わなかった。
その時も、この「絆」が人々の心をつなげたと思います。
繋がることで、少しでも協力できることもあるかもしれない。それは、自己満足といわれてしまおうとも、何もしないよりはきっといい。

大切な言葉。

これから先、お会いできなくても。

また、会えますか?
笑顔がかっこよすぎて、恥ずかしくなる。

思わず空を見上げると、コークスクリューを終えた5番機と6番機のスモークが、リボンを無結ぶように弧を描いていきました。
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眩しすぎる奇跡


それでも時間とは残酷なもので、刻一刻とタイムリミットは近づいてくる。
もう一度、会わなければならない「機体」がいる。

GUCCI飛行班長から、黒馬塗装機が昼ごろにトーイングされて展示機となることを教えて頂きました。でも、まだ撮れてない・・・

辛すぎるお別れは、塗装機を見ることで少しは和らぐのかな。
急がないと・・・間に合わない。
次第に早足になりながら、周囲から上がる歓声に立ち止まって同じ方向を見つめる。
空には、クリスマスツリー。
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ランディングライトが美しいクリスマスツリー


ふと我に返る。
会わなければ。あの塗装機に会わなければ。

人をかきわけ、何とかしてたどり着いた先。
黒馬の隣は派手派手しいCAGでしたが、そんなものはもう目にも入らない。
シャッターを切るのは、黒馬だけでした。
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まさに武士道。

しっかりと落ち着きのある黒が決まった堂々とした塗装機。
式典ではこの#092をGUCCI飛行班長が操縦されたんです。
是非とも間近で見て帰りたかった。

全てのMissionが終了し、帰途につく。

これはきっと、終わりではなく始まり。

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そして今年も飛ぶのです。宮崎に。

posted at 2011/12/03 06:00

category>> 航空祭2010>黒馬10周年新田原基地航空祭2010

新田原基地航空祭2010(4)

2011/12/02

たいちょが「じんば」って今なら「神馬」だねって。
神の馬かぁ。神聖すぎる・・・すごいね、まさに黒馬GUCCI先生らしいよね。

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では黒馬塗装機の感動の後のお話。

F-2のリモートもとてもよかったけどやはり逆光は厳しいorz
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いいフライトでした。

ではつぎっ!(前回までとは違ってサラリと流すw)
救難撮ったけどえらいひどい写真になってしまったのであさってリベンジします。
ファントムの「がんばろーう!」はお出かけしていたのでスルーしてしまいました。ナレーションはよかったです。あとものすごい大量のブラストを浴びました。ファントム怖い。

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804・・・!


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1区分!・・・ってこの後か。

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たなびくスモークがいい感じ。


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だいぶ太陽の位置もずれて斜光が美しくスモークを照らします


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バーティカルクライムロール

天空高く。人々が空高く上がる5番機を一斉に見上げる瞬間。

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サンライズ!

1年間で一番キレイなサンライズ!晴れバージョンがいいね。

ヤ、ヤバイ課目名忘れ始めてる・・・
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バックトゥバック

すみません近すぎました(多分観客側が)

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どんな航空祭でも、このハートが描かれる時間と言うのは、短すぎず、長すぎず。出来上がるまでの過程をブルーと共に追うことで、観客側も感慨深い課目だと思います。
色んな思いをこめるのにちょうどいい時間。

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残り1回。
ブルーの続きと「絆」については次回。


posted at 2011/12/02 01:42

category>> 航空祭2010>黒馬10周年新田原基地航空祭2010

新田原基地航空祭2010(3)

2011/11/29

3.英姿颯爽。黒馬F-15DJの舞。-新田原基地-
2010年12月。

600oでは、もはや近すぎて離陸は撮れない。
潔く見送るも、やはり思わずカメラを構えてシャッターを切ってしまう…
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黒とは、鮮やかとは遠いはずの色だと思っていた

でも、これほどまでに、黒と言うのが鮮烈な力がある色だとは思わなかった。

後席に、フォーカスを合わせる。
大好きな人が、乗っている。

今まではファンですとしか言えなかった。
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辛い1年であった宮崎に、力をと願うその機首の言葉


白い手袋が見えた時、感激で言葉を失う。
ああ、この瞬間を待ちに待っていた。GUCCIさんが飛んでるんだと。
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肩のパッチは、この日と同じ爽やかなブルーでした。そして真っ白な手袋・・・これがもう全てを物語っていました。耳に入ってくる言葉は、まるで5番機が戻ってきたような感覚でした。あの時、そうGUCCIさんが5番機だったあの時のように。撮りながら、思わず笑みがこぼれてしまうのです。

5番機の課目が繰り広げられる。
左からの進入は、まさに一人ファンブレイク!
360度ターンは横の8の字。
元5番機だった、川口"GUCCI"飛行班長プロデュースの機動飛行とはこのことと言ってもいいと思いました。
前席さんももちろんのこと、二人の教官の方だからこその第23飛行隊のフライトだと思いました。

逆光にド真ん前の太陽がレンズに飛び込むたびにフッと機体が消えてしまう。その恐怖と闘いながらのテレコン2倍の600oを振り回す。

背中を見たい。
その思いを感じ取ったかのように、第23飛行隊10周年塗装機は、会場後方に回り込み、見事な背中の塗装を披露となりました。
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あの一瞬は、今でも忘れられない。

間違いなく「長い」時。ずっと浸っていたい時。
逆光のはずのエプロンが、見事な順光の舞台へと翻る。ありがとうございました・・・本当に、ありがとう。何度感謝しても足りないと思う。

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もう一度と、願いながらもなかなかその美しい背中は拝むことができず。そこがまた愛しいというかカッコイイと言うか。
第23飛行隊10周年を祝い、宮崎を励ます。そんな素晴らしいフライトをありがとうございました。


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私は見ることが叶いませんでしたが、予行は2度行われたそうです。火曜と土曜の予行。2回で万全の体制を作るGUCCI先生の「作戦」そして見る人が見れば見事に心に響く5番機を彷彿とさせる演技の数々は、前席・後席のそのコンビネーションが生み出す素晴らしい作品であることは間違いなかったと、見ていて感じました。席はアナウンスによると前席さんは航空学生54期すなわち私と1つしか歳が違わない。すごいなぁ・・・(いや若くも無いんですけどね私も)
本当にありがとうございました。土曜の件はかなり衝撃的でした。もうだめかと思った・・・

諦めない力。粛々とこなすその冷静さが素晴らしい。

そして、第23飛行隊飛行教育航空隊10周年のお祝いをするべく、父と一緒に念願のGUCCI先生にお会いすることができました。そう、その10周年の記念式典では、この第23飛行隊の黒馬塗装機の操縦桿を握ったのがGUCCI飛行班長。その事を知った時はもう嬉しくて嬉しくて、思わず買い漁った航空雑誌は4誌・・・そして私はプラモデルまでも2箱も購入していました。もしかしたら、この外箱の写真は、第23飛行隊の式典の時の写真かもしれない。GUCCI飛行班長が飛ばれた時の。

ドキドキしながら差し出した雑誌には、懐かしい1年ぶりに書いて頂いたGUCCI飛行班長のサイン。細ペンでサラサラと書かれると本当にきれいな作品。画竜点睛、サインが入ったからこその1冊。2つの5(5と逆さの5)の組み合わせは、まさに「5」を制した人。

その文字通り雲の上の人から手渡された「パッチ」に私は息をのみました。

先ほどレンズ越しに天空の人の肩に付けられているのを見たパッチが、自分の手の中にあったことへの衝撃と、嬉しさと。
あの素晴らしい塗装機と同じ塗装を金糸と黒糸の刺繍で描かれたパッチを、私が頂いてもいいんですか?
にっこりと笑顔のGUCCI先生を見上げるのすら眩しい。
てかかっこよすぎるし!!!直視できへんし!!

心からの感謝。本当にありがとうございました。
2、3度、横に父がいたことを忘れました(笑)ごめんねパパン。

強い「心」そして10年の区切りから新たなる未来に踏み出す「一歩」
その勇気を分けて頂きました。

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掲載許可も頂きました。ありがとうございました!


実はもう一つ、いただいたものがありました。
このパッチと同じ柄の「メダル」
ずっしりと重いメダルは裏面は第23飛行隊の黒馬と軍神アレス。こんなキレイなものを、私が頂いていいんだろうか。

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爽やかな青い快晴の空を表すそのパッチの色は、ブルーの頃から全力「晴れ男」GUCCI飛行班長からの励ましを頂いた気がしました。

この美しいパッチとメダルを手に、私はモゾモゾと言うか言うまいか迷っていたことを切り出しました。

ずっと聞きたかったこと。
1年間で、たった1日だけ許された、質問の時間。

私は5年間も、聞けずにいたことでした。

あの、恒例のって言いますか。質問タイムなんですけど(めちゃめちゃ唐突)
・・・なんでしょう?とっても真顔のGUCCI飛行班長。

うわまたそんなかっこいい顔されたら聞けませんわw


「TACネームの由来を教えてください!!」
実はこれ、なかなか聞けませんでした。今のブルーのファンの皆さんは羨ましいです。J-wingsでもパイロットさんの特集ページが半年に1度はあるんですし、TACネームの由来も色んな経路で知ることができます。

「学生の頃からGUCCIと呼ばれていましたので、その点はその流れかなと思います。しかし実は303に配属になった時、変な名前にされそうになりまして

へへへ、変な名前!?

「303に配属になったときに、頑張って挨拶を考えました。そして自分とF-15のことを例えて人馬一体となって・・・と言ったところ、じゃあお前TACネーム人馬な?とTACネームをJIMBAにされそうになりました」

じんばさんwww303飛行隊ハンパないですww
いやじんばさんでもカッコイイと思います。てかじんばさんでも多分ファンになってたと思うし。多分私、ちーむじんばって言いまくってたやろな(違
何よりも、サラリと「人馬一体となって」という台詞が出てくるGUCCI先生すごすぎる。やっと聞けたという安堵感。その疑問の「欠片」のピースをはめることができたと思いました。

無事GUCCIのTACネームとなったGUCCI先生に、奈良基地っていらっしゃったことがおありですか?と聞いてみました。私の卒業した奈良高校というのは、奈良基地から程近いところにあるのです。奈良基地には一度だけ行きました。あの2006年、ブルーが飛ぶといわれたあの年です。中止になって涙を飲んだんですよね。実際に、やはりGUCCI飛行班長も幹部候補生として奈良基地にいらっしゃった経験がおありだそうです。

なんとGUCCI先生、神社仏閣に大変造詣が深い方なのです。天下のイーグルドライバー、303飛行隊時代は常にエースであられたお方が。小松から雷鳥を乗り継ぎ、奈良・京都の神社仏閣を見るために足繁く通っていらっしゃったというのです!す、すごいもう趣味まで完璧。敵なし。素晴らしい。303時代に一緒にその神社仏閣巡りをされていた方が次の飛行教導隊の飛行班長さんということで驚き倍率ドン、さらに倍(クイズダービーかw)
奈良基地にいらっしゃった頃(幹部候補生として5ヶ月ほど)は、お寺大好きで東大寺の屋根掃除に自ら志願され、その際のご褒美として奈良の大仏のお膝元まで上がらせてもらい大変幸せだったと仰っていました。奈良県出身者なのに、もう20年ぐらい東大寺行ってないかも・・・アワワ私あかんやんorz

奈良県に生まれてよかったと久々に思った瞬間でした。

幸せすぎる時間も、あっという間に過ぎていきました。

次回、ブルーでつなぐツリーの季節。
きっとぎりぎり最終章ラストスパート!

posted at 2011/11/29 03:04

category>> 航空祭2010>黒馬10周年新田原基地航空祭2010

新田原基地航空祭2010(2)

2011/11/21

2.朝の太陽。迷彩kantate -新田原基地-
2010年12月。

航空祭当日。
日向新富で1年ぶりにお世話になるのは、大学時代の友人Mさんのお父様。
ありがとうございます。
そして友人は結婚・・・♪おめでとう!

そのMさんのお父様に、父と私は基地まで送って頂きました。
そして私は、Mさんのお父様に車の中で1枚の切手シートを手渡して頂きました。
1292709183.jpg「絆」新田原基地の切手シートきたああああ!
新田原基地の部隊の所属機が描かれた切手は美しいこと極まりない。
もちろん、その中にはこの年に10周年を迎えた第23飛行隊のF-15DJの姿もありました。
できることなら、黒馬塗装切手も欲しかったです。
迷彩柄のアグレッサーが注目を集めやすいというのもあって、たまに第23飛行隊と名称がごっちゃになっている話なんて聞くと・・・けしからぁあああああん!

ぜーはーぜーはー。

と、エキサイトするぐらい私は第23飛行隊が好き。
と言うか、飛行班長さんが好きです(´ー`)ノシ

第23飛行隊飛行教育航空隊(教空隊)は2010年に10周年を迎えました。その時に登場したあまりにも美しい黒い炎を背負うイーグル。力強く炎の壁を突き破るように舞う姿は、特集された航空雑誌を手に撮った時でさえ震えを覚えた。思わず4誌も買ってしまった。
飛行班長の川口"GUCCI"3佐(当時)が10月16日の式典ではその塗装機の操縦桿を握ったと伺いこれはもうお祝いせずにはいられません。

もちろん、2010年は、宮崎では口蹄疫の影響で基地周辺の方々も大変な苦労をなさったそうです。Mさんのお父様にも申し訳なくて多くを伺うことはできませんでした。
だからこそ2010年の新田原基地航空祭は、「宮崎の復活」を私たち県外の人間もともに分かち合わせてもらいたいと心から思いました。
どんな言葉も、その場所で苦難を乗り越えられた方々には足りないに違いない。しかし、一緒にその場所で時間を過ごすことだけは叶うことかもしれない。切手シートの「絆」の言葉に熱い想いがこみあげてきました。

Mさんのお父様に御礼を告げ、途中からは逸る心を抑えきれずに歩き始める。

黒馬は舞う。
黒い炎で12月の南国の空を切り裂いて、次の年につなげるために。

そして課されたミッション、その名も「後 席 狙 い」

GUCCIさんの後席の姿を撮りたかった。もっと早く。なかなか合わない予定に、本番一発勝負になる。それがいつもの私なんだと分かっていても、悔しすぎて泣けてくる。
2度もあった予行のチャンスが、気がついた時にはすでにその手からこぼれ落ちていた。

すべては黒馬先生のために。
だからファントムだってアグレスだって。
私には予行演習になってもらうしかない。

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高い・・・

無理。高すぎる。テレコン1.4だと全然足りない。

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こんなはずじゃなかった。こんな高さだとは思わなかった。


諦めるな。諦めるな。

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豆粒のようにファインダーを動くファントムの姿に、焦りを覚えた。
足りない。距離が。

その時ふと脳裏に浮かんだのは、前日の宮崎空港の展望デッキ。
滋賀から来られたいつもブログを見てくださっている方が、予行の写真を見せてくださった。
黒馬塗装機も、場合によっては400mmでも足りなくなるという揺るぎの無い事実。
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くーろうーまさーんのタキシングを眺めながら・・・


覚悟を決めよう。

自信はなかった。エプロン側で、それも逆光の条件で。慣れないテレコン2倍、600mmの世界。遅いフォーカスに耐えて撮影したのは2009年の岐阜ぐらい。

試すことが出来るのは、アグレスの機動飛行。
贅沢すぎてひっくり返りそうな被写体で、私は予行演習をすることにしました。
後は根性しかない!根性でフォーカスを何が何でも黒馬塗装機のF-15DJの後席に持ってく。念力だろうがなんだろうが。それは、大好きな人を撮るため。

諦めない。

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近くは、なった。でもフォーカスこないorz


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一瞬でもいい。青空を見せて。


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この瞬間、やっと私は「何か」を掴んだ


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必死に、獲物を捕らえたことに有頂天になった

やはりアグレスの背中には威厳がある。

とりあえずファインダーに入れよう。それだけしか出来なくても。
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何のために?そりゃ、こうやって後席を狙うために。次の黒馬さんで


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エプロン側でも、何とか順光になる瞬間はあった。そういう「機動」をしてくれたのかもしれない。
やっぱりカッコイイね、アグレス。
黒馬さんの後なら、もっとゆっくり見れたかもしれない。

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私が今できる精一杯を、次の被写体につなげるために。
大好きな人を撮ります。

前日はがっくりと肩を落とした瞬間もあった。
奇跡は信じない。
素晴らしい機動飛行をしてくれる人たちに、撮る側も応えたい。
そこには「必然」しかないはず。

第23飛行隊、飛行班長GUCCI先生を撮るのは、2年ぶり。
熱狂サンタ祭りのあの高揚感がよみがえる。

纏うは、黒い炎。

いざ、対峙せん。

って、もう飛んでるしうわwっわああああちょっと待って待って待って!





不安を覚えつつ・・・続く。


posted at 2011/11/21 23:15

category>> 航空祭2010>黒馬10周年新田原基地航空祭2010

新田原基地航空祭2010(1)

2011/11/13

1.蒼空の地。前日狂想曲-宮崎空港-
2010年12月。

前年まではなかった空港のデッキに張られたワイヤーの柵が、息がつまりそうな圧迫感を与える。
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航空祭のときの宮崎の空は、いつも青い。
それは、晴れを呼ぶ人がいるから。

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735かわいいね。


準備万端と思っていても、足掻きようのない驚愕の知らせが届く。
現実はいつも残酷。

ただ空を仰ぎ、泣き崩れたその先に、信じる希望の欠片すら、残っているのか分からなかった。
揺らぐはずがないと思った心が簡単に折れそうになる。

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SNAの旧塗装は、宮崎らしさを一番感じる。


私は一体、何しにここに来たのかな?
「祝うためやろ?黒馬を」
父が言った言葉に顔を上げた。
「何を信じればいい?」

「一番信じることのできると思う人を信じなさい。教えて欲しいことは、教えて欲しい人に聞きなさい」
「もし、教えてもらえなかったら?」

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SNAの記念塗装機


「教えられないならば、その人は教えられない理由をお前に伝えてくれる人やろ?」

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MD90


私はその言葉に賭けた。
まだ、何も決まってはいない。悲しむのは、決まってからで、遅くはない。
「諦めないこと。そしてその状況における最善を尽くすこと」

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雲一つない青空に、希望は1つ。
信じられる。そう、大丈夫。黒馬は飛ぶ。

青空を駆ける人の答えは、紛うこと無きYes.

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一つのturbulenceを超えて、光は射した。
飛ぶ人が全力なら、撮る側も全力で対峙しないと、きっと失礼に違いない。
笑顔で空港をあとにする。

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これは、黒い炎を纏うイーグルに会いに行く、その前の日のお話。

posted at 2011/11/13 17:57

category>> 航空祭2010>黒馬10周年新田原基地航空祭2010

黒馬10周年新田原基地航空祭2010速報

2010/12/24

新田原に向かうにおいて、自らに誓ったこと。
「諦めないこと。そしてその状況における最善を尽くすこと」
Voy a hacer todo lo posible.

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第23飛行隊 飛行教育航空隊が今年10周年を迎えるということで、素晴らしい塗装機が登場していた事は雑誌等で知ることができました。
ここまで鮮烈に印象の残る塗装もなかった気がします。

以前、伊丹の記事で、どうしても会いたい塗装機がいると書いたのは、まさにこの第23飛行隊10周年の記念塗装機F-15DJでした。

10月の式典ではGUCCI飛行班長自ら操縦桿を握られた塗装機でもあります。
大ファンののGUCCI飛行班長が、航空祭当日の機動飛行ではこの記念塗装機の後席に乗られる!

新田原は、行く前から実は結構不安でした。
楽しみで仕方がないからこそ、不安でいっぱいになる。
撮りたい。炎を背負う躍動感のある塗装機を・・・でも上手く撮れる?

逆光はどうする?レンズは?距離は?
GUCCI様が乗っていらっしゃる後席を狙うならば、EXTENDER x1.4倍では足りない。x2.0は必要だろう。

エプロンにレンズを立てて、スケジュールの紙を見る。
・・・23飛行隊の機動飛行までに、x2.0で600mmにして追えるかどうか実験しなきゃいけない。どうやって、何で実験する?・・・スケジュール的にアグレッサーしかない。

アグレッサーの機動飛行は場合によっては捨てるしかない。
今年しか、今しか撮れない塗装機がそこにいる。そして、GUCCI様がいらっしゃる。
ならば、アグレッサーは実験台になってもらおう。終日逆光は、エプロン側で撮るという宿命。でも私はどうしてもここから撮らなければならない。一発勝負で。

アグレッサーを撮って、とりあえずAFが抜けて戻って来ないことも数度ありましたが写真を確認すると機体は一応止まっているように見えました(画質は別として)なんとかテレコン2倍が使えると判断して、そのまま600mmで迎えた第23飛行隊の機動飛行。
2年前の時は、ただただ緊張しただけ。でも今は違う。絶対に、撮らなければならない。
たとえ逆光であろうとも。本番一発勝負であろうとも。
ブルーにいらっしゃる頃に撮った時は、予行も撮れたとしても本番会場で撮るのはやはり一発勝負だった。あの時の感覚が戻ってきた。ものすごい高揚感。今年のどの航空祭でも感じなかった興奮が、戻ってきた。

離陸の時は、自分の目で見届けました。
ファンブレイク。ブルーと同じようにタワー左からの進入。そして8の字。
まさにブルーの頃を髣髴とさせるような課目が並び、きっとこの課目を決めるのにも後席に乗られたGUCCI様の意見があったと感じさせられました。
そしてエプロンの後方に機体が回り込む。エプロンからは滑走路方向は終始逆光。そのエプロン後方に入った数秒間だけ、背中にしっかりと光を浴びて輝いていました。
あのファインダーの中の光景は絶対に忘れない。真っ青な空。会場からは撮れないと思っていた順光のシーン。
後席のGUCCI様の手袋が見えた時「航空祭の空に帰って来られたんだ・・・」と感じました。
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すでに1枚出しましたが、この写真に始まり、その写真に尽きる気がします


テレコン2倍を使った理由。それは後席がどうしても撮りたかったから。
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何とか奇跡的に止まった1枚。やっぱり600mmはきつかった。でも幸せ!

後席のGUCCI様の白い手袋。これ見ただけで幸せで仕方がなかった。

左肩に輝く爽やかなブルーのパッチ。カメラ越しにも綺麗に光を浴びて見えました。一体、あのパッチは何のパッチなんだろう?
実は今回・・・その飛行教育航空隊のパッチを!
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とても素晴らしいパッチを下さいました!!(掲載許可も頂いています)
直々に大変貴重な第23飛行隊10周年記念のパッチをGUCCI飛行班長から頂きました。
手を伸ばし、パッチに触れた時の瞬間の衝撃が、今でも忘れられないです。嬉しくて言葉も出なかった。後ろは記念の同じ柄のメダル。またこれが美しいこと・・・ありがとうございました。
イーグルドライバーはこの部隊で生まれるのだと言うことを強く感じさせる、素晴らしい絵柄。
そしてその前に描かれたイーグルはもちろん、記念塗装機と同じ柄に金糸と黒に塗り分けて刺繍されています。このブルーのような澄んだ空に塗装機が駆け抜けた新田原の空。そしてその後席にGUCCI飛行班長がいらっしゃった。これを手にするたびに、きっとこの日の事を思い出すと思います。

この時ばかりは横にいたパパンの存在すら吹っ飛んでました(ごめんね)

で、600mmでイーグルを撮るのは空が澄んでいた去年の岐阜以来。
では実験台となってしまったアグレスさん(容赦ない感じで好き放題言っていますが)も載せておきます。もしこれで全然写真が見るに耐えなかったならば23飛行隊の時はテレコンを普段の1.4のものに戻すつもりでした。
あと、きな粉餅っぽいのが飛んでておいしそうだったよ!←えー(;´Д`)
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グリーンティっぽくておいしそうなアグレスさん(食べることばっかり)


ブルーインパルスは、本当に快晴!快晴!
さっすが!SUPER晴れ男GUCCI様のいらっしゃる基地です。
(ご本人曰く「台風もそれます」←2006年の小松は台風直撃コースからの奇跡の第1区分)
私?最近は黄砂女に格上げ?いや、雨は降らなくはなったからいっか。
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チェンジオーバーループ。スモークが綺麗です。


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サンライズは年末になってやっとまともに開花する姿を撮れました

すみませんすっかり気が抜けた写真ばっかりで・・・

実は今年は、飛行機が減便になって普段の1950発のJALがなくなってしまいました(さらにE70にダウンサイズ)1時間早くなった出発ゆえ、ブルーはデルタループまで見てから、父と2人でGUCCI様にご挨拶へ。
1年前と同じく、ナイキのサングラスをかけてブルーを見ていらっしゃったGUCCI様はやっぱりカッコイイ。いやもう数日前までブログ書いていたあのシーンがクロスするように再現されていて胸がいっぱいになる。

この素晴らしい1日に心から感謝したいです。本当に楽しい1日でした。
しっかりと握手をしてからお別れ。寂しい・・・また必ず、この日撮った写真を手渡ししたい。
これからも更なるご活躍をされることを願っております。パッチも大切にします。
振り返れば、ちょうどコークスクリューの最後のブレイク。5番機と6番機がリボンを結ぶように駆け抜けていきました。

最後に、急いで撮っていたらクリスマスっぽい曲が流れたのでとりあえずカメラを構えてみていると・・・
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メリークリスマス!ダーティ状態でツリーローパス。
ランディングライトがツリーの灯りなんですね☆


今年は23sqのタキシングがなかったけれど(航空機が飛んでいる間のタキシングができなくなったらしいです)Merry Christmasはブルーが告げてくれた気がします。
サンタさんは23sqにいらっしゃいますが!笑

実は広角レンズとカメラを出していたかという理由は、どうしても撮りたい機体があったからに他ならず。
もちろんそれは、第23飛行隊の塗装機。昼前にトーイングされて、ブルーの左奥に展示すると言うことを教えて頂いていたので、帰りにどうしても撮って帰りたかったんです。
なんかこの場に及んで緊張の糸が切れたようで、なぜか半泣きになりながら走っていました。会いたい、#092に間近で会っておきたい。
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やっと間近で会えたね。#092に。

隣には米軍さんの派手派手しい展示機が2機並んでいましたが(ベンガルさんとなんかCAGぽいの)正直、ほとんど見てもいませんでした。
#092の緻密で渋くてそれでいて力強い塗装は、日本らしさを感じた素晴らしい塗装です。
ほんま、飛行班長に良く似合っている塗装だと思いました。カッコイイですほんと(両方ね)

久々に、プラモデル作るかなぁ〜(笑)
というわけで、寒いけれども心は暖かい、新田原基地航空祭2010速報はこのあたりで・・・
懲りずに付いてきてくれたパパン、そして今年も新田原基地まで強力にサポートしてくださってMさんのお父様(切手購入ありがとうございました。そしてMさん結婚おめでとうございます!!!)、たいちょ、ふくちょ、そして基地入り口で再会できましたT様、宮崎空港の展望デッキで声をかけてくださった滋賀の方(いつもお名前を伺うのを忘れてしまってすみません)皆様本当にありがとうございました。

そして何よりも、大ファンのGUCCI飛行班長に、この日の感動に心からの感謝を。

posted at 2010/12/24 16:06

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祝!教空隊10周年☆新田原、すべての想いをこめて。

2010/12/21

どうしても、この1枚だけはUPせずには寝られない!

今年は、飛行教育航空隊23sq10周年。
素晴らしい塗装機の機動飛行がおこなわれました。

そしてその後席は!私が大ファンの
第23飛行隊の飛行班長であらせられる、元BI5番機、GUCCI様こと川口3佐

なのです!

nyuta2010_pre003.jpg
そうです、GUCCI様が航空祭の空に戻ってこられたのです!


ちなみに、10月に実施された飛行教育航空隊の記念行事では、この塗装機の操縦桿を握ったのはGUCCI様だったそうです。

すべてはこの塗装機を撮るために。
この1年のありったけの気持ちをこめて。
どうしてもその姿をアップで撮りたいと願い、無茶であると分かっていてもエクステンダー2倍をつけて、600mmでシャッターを切る。画質が落ちることも承知の上。でも、もっと近くで見たい。そのフライトを。

ファインダーの中で、炎を纏ったF-15DJの勇姿が燦然と輝く。

もう、撮れないんじゃないかと。逆光で上手く写らないんじゃないかと。
この瞬間が訪れるまで、何度恐れたことか。

飛んでくださって、ありがとうございました。
そして、最高に感動のつまった1日に、感謝!!


正直、後席狙いの写真がいっぱいです←幸せ(゚∀゚)
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残り色々とはまた明日追加します。

posted at 2010/12/21 01:29

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